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ローソンの営業利益は37.9%減、3〜11月期、成城石井は増益確保

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ローソンが発表した2020年3〜11月期の連結業績は、売上高に当たる営業総収入が前年同期比9.7%減の4974億円、営業利益が37.9%減の323億円だった。

 ローソンが発表した2020年3〜11月期の連結業績は、売上高に当たる営業総収入が前年同期比9.7%減の4974億円、営業利益が37.9%減の323億円だった。54.6%の営業減益だった3〜8月期に比べて減益幅は縮まったが、主力のコンビニ事業で苦戦が続く。

 国内コンビニ事業のチェーン全店売上高は6.8%減、既存店売上高は7.9%減だった。新型コロナウイルス感染症の影響による外出機会の減少が響いた。既存店の客単価は7.7%増加したものの、客数が14.5%落ち込んだ。この結果、同事業のセグメント利益は39.7%減の245億円となった。

 チケット販売や映画館運営のエンタテインメント関連事業は、新型コロナによるイベントや営業の自粛で、セグメント損益が1億円の赤字(前年同期は49億円の黒字)、ATM運営の金融関連事業は35.1%の減益だった。一方、食品スーパーの成城石井事業は26.8%増の71億円のセグメント利益を稼ぎ出した。

 なお、直近四半期の8〜11月期の連結業績は、営業総収入が4.0%減の1745億円、営業利益が2.0%増の156億円と減収増益だった。四半期での営業増益は4四半期ぶり。広告宣伝費を中心に販売管理費を5.9%減に抑制したことが、増益につながった。