ナフコ 業績予想大幅に上方修正、営業利益は49.4%増を予想
ナフコは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、第1四半期(4月~6月)決算が好調に推移したことから、2021年3月期の業績予想を大幅に上方修正した。それによると、売上高は期首初めの予想から52億円上振れする2232億円、営業利益は40億円上振れする124億円とした。売上高は前年度比で2.5%増だが、営業利益は49.4%増と約1.5倍になる。
同時に発表した第1四半期決算の営業利益は75億円の138.5%増となり約2.4倍の勢い。これは、粗利益率に相当する売上総利益率が、前年同期比から1.8ポイント(pt)アップして34.6%となっただけでなく、販売管理比率がチラシ、販促企画の削減などでじつに4.4pt改善して23.1%と大きく下げたことが大きい。
なお、今回の通期予想修正も、7月以降の業績を従来予想から据え置いたうえでの数値としている。同社の7月全店の売上高は全店ベースで7.6%増と好調だ。今後の状況次第で通期業績がさらに上振れすることもありそうだ。