ナフコ 19年度2ケタの増益、PB強化で粗利改善

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ナフコの2020年3月期決算は、売上高が前年同期比で2.5%減、営業利益が同18.9%増の減収増益となった。

 ナフコの2020年3月期決算は、売上高が前年同期比で2.5%減の2177億円、営業利益が同18.9%増の83億円の減収増益となった。

 セグメント別で、売上高構成比で42.8%を占める「資材・DIY・園芸用品」が0.3%増とかろうじてプラスとなったものの、同27.4%の「生活用品」が5.7%減、同20.4%の「家具・ホームファッション用品」が3.7%減と苦戦した。出店戦略で、新規出店は1店舗にとどめ、7店舗の増床と1店舗の改装を行いながら同時に既存店の見直しも行い9店舗を閉鎖、8店舗の純減となったことも減収に影響した。

 一方、強化しているプライベートブランド(PB)比率が、前年度から0.7ポイントアップして34.9%となるなどして、粗利益率に相当する売上総利益率が0.8pt改善して32.9%に、販売管理比率を29.1%と同0.1ptアップに抑えたことから、2ケタ増の増益に繋げた。

 2021年3月期もPB強化を進め、構成比を40%にまで高める計画。通期予想は売上高2180億円(前年同期比0.1%増)、営業利益84億円(同1.0%増)、経常利益90億円(同0.4%増)、当期純利益50億円(同1.2%増)を見込んでいる。

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