米小売業販売額、19年は3.8%増、無店舗販売が2ケタの伸び
米商務省が発表した2019年の米国の小売業販売額(自動車・自動車部品およびガソリンを除く)は4兆4702億ドル(約492兆円)で、前年比3.8%増だった。EC(インターネット通販)を含む「無店舗販売」が13.1%増と全体をけん引した。
主な業態別では、スーパーマーケットを含む「食品・飲料店」が3.0%増の7770億ドル、ドラッグストアを含む「ヘルス&パーソナルケア店」が3.1%増の3547億ドル、会員制倉庫店やスーパーセンターを含む「量販店(ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア)」が1.3%増の7130億ドルと前年実績を上回った。
一方、「家電店」は3.5%減の976億ドル、「衣料品・服飾品店」は0.6%減の2687億ドル、「スポーツ用品・玩具・楽器・書籍店」は2.2%減の776億ドルと前年割れとなった。「百貨店」も5.5%減の1351億ドルと低迷した。
無店舗販売はクリスマス商戦が好調で、12月の販売額は前年同月比で19.2%増(速報値)と過去20年で最も高い伸びとなった。