日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストアの7月の売上高は、全店ベースで前年同月比0.6%減、既存店ベースで2.5%減となった。全国的に梅雨明けが遅く、気温が低い日が多かったため、飲料やアイスクリーム、冷やし麺など夏物商材の売れ行きが悪かった。
全店ベースの売上高がマイナスとなるのは6年5ヵ月ぶり。既存店は2ヵ月連続のマイナスとなった。既存店の客数は4.7%減、客単価は2.3%増だった。雨が多かったため、行楽需要も影響を受けた。
商品部門別の既存店売上高は、たばこを中心とする非食品は1.9%のプラスだったものの、弁当・総菜などの日配食品が2.0%減、飲料・アイスクリームなどの加工食品が7.7%減、チケットなどのサービスが0.7%減だった。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが3.4%減で2ヵ月連続のマイナス、ファミリーマートは1.7%減で9ヵ月ぶりのマイナス、ローソンは2.3%減で4ヵ月ぶりのマイナスだった。
コンビニ大手3社の既存店売上高(2019年7月)
企業名 | 売上高 | 客数 | 客単価 |
セブン-イレブン・ジャパン | ▲3.4 | ▲5.6 | 2.3 |
ファミリーマート | ▲1.7 | ▲3.6 | 1.9 |
ローソン | ▲2.3 | ▲4.5 | 2.3 |
前年同月比(%)、▲はマイナス