ジョイフル本田の2019年6月期連結決算は、売上高が、前年同期比で0.3%減の1482億円となったが、営業利益は5.2%増の84億円、計画比でも1億円上振れする形で増益となった。
利益率の高い商品の強化と、売筋商品の仕入原価交渉、新規取引先導入等を進めたことから、売上総利益率が前年度から0.6ポイント改善し27.8%と向上した。またセミセルフレジの全店導入、レジ配置の集約化、商品部門の統合・削減等の業務効率化施策などで、販管費を抑制したことが増益に繋がった。
当期純利益は、今年2月に公表したとおり、千葉店に関連する減損損失で24億円を計上したことなどから、前年度比21.6%減の43億円となった。
今後の方針として、高付加価値商品を提案することで、客単価のアップを図るために、買い上げ点数と一品単価を高め、客単価のアップを図るとした。19年6月期の客数は3.4%減、一方客単価は2.6%増(いずれも灯油・ガソリン除く)で、特に客数の減少傾向が続いている。
20年6月期は、売上高1487億円(0.3%増)、営業利益91億円(8.6%増)、経常利益100億円(2.7%増)、当期純利益63億円(同比45.4%増)を見込んでいる。