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ユニリーバ、第2四半期の実質増収率が予想下回る 欧州の降雨で

ユニリーバ
7月25日、英蘭系日用品大手ユニリーバが発表した第2・四半期の実質増収率は3.5%と、同社がまとめたアナリスト予想の3.7%をやや下回った。写真はロッテルダムで昨年8月撮影(2019年 ロイター/Piroschka Van De Wouw)

[25日 ロイター] – 英蘭系日用品大手ユニリーバ<ULVR.LUNc.AS>が発表した第2・四半期の実質増収率は3.5%と、同社がまとめたアナリスト予想の3.7%をやや下回った。

欧州で降雨量が増え、アイスクリームの販売が低迷した。

通年の実質増収率の目標は3─5%の下半分で据え置いた。2020年の営業利益率の目標も20%で据え置いた。

ジェフリーズのアナリストによると、4月と5月の欧州12都市の平均降雨量は前年同期の3倍だった。アイスクリームの販売は、グループ販売全体の13%、欧州の年間販売の約20%を占める。

ユニリーバの最高財務責任者(CFO)によると、新興国市場は好調。インドネシア、フィリピン、インド、中国などで引き続きシェアが拡大している。

新興国の実質増収率は7.4%、先進国は1.6%の減収だった。新興国市場は同社全体の売上高の60%を占める。