全国百貨店、4月の売上高は1.1%減で3ヵ月ぶりのマイナス、気温が低く衣料品が低調
日本百貨店協会が発表した全国百貨店の4月の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.1%減だった。気温が低く、天候が不安定だった影響で、春物・初夏物の衣料品が低調だったことなどから、3ヵ月ぶりに前年実績を下回った。
訪日外国人(インバウンド)向けの免税売上高は9.3%増の344億円と引き続き好調だったが、国内顧客向けの売上高は1.9%減だった。
地区別では10大都市が0.1%減で3ヵ月ぶりのマイナス。名古屋(1.6%増)、大阪(2.0%増)、福岡(0.8%)はプラス。10大都市以外の地方は3.6%減で24ヵ月連続のマイナスだった。
商品別では化粧品や高級時計などが引き続き好調だった雑貨が3.6%増で3ヵ月連続のプラス。地方物産展や花見需要で総菜が堅調だった食料品も1.6%増で2ヵ月連続のプラスだった。一方、衣料品は4.7%減と苦戦した。