イオン、20年2月期の営業利益は8.4%増の2300億円を予想、3期連続の最高益

ダイヤモンド・リテイルメディア社
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国内小売事業における減損損失の増加などにより、純利益は3.8%減の236億円と3期ぶりの減益となった。 写真はロイター

 イオンは4月10日、2020年2月期の連結営業利益が前期比8.4%増の2300億円になりそうだと発表した。総合金融、ディベロッパー、ヘルス&ウエルネスの各事業が利益の柱となり、3期連続での最高益更新を見込む。営業収益は1.0%増の8兆6000億円、純利益は5.8%増の250億円となる見通し。

 20年2月期の投資額は5000億円とほぼ前期並みを計画するが、店舗投資を577億円減らして3714億円とする一方、ITなどのインフラ投資は1286億円へほぼ倍増する。地域別では国内投資を247億円減の3843億円、海外投資を292億円増の1157億円とする。海外投資のうち950億円を重点エリアであるアセアン(東南アジア諸国連合)地域に振り向ける。

 同日発表した19年2月期の連結業績は、営業収益が1.5%増の8兆5182億円、営業利益が0.9%増の2122億円だった。収益力が悪化した店舗などの減損損失528億円を計上した影響で、純利益は3.6%減の236億円となった。

■イオンの2019年2月期セグメント別業績
営業収益(億円) 前期比(%) 営業利益(億円) 前期差
連結合計 85,182 +1.5 2,122 +19
GMS 30,806 -0.0 115 +2
SM 32,350 -0.2 251 -55
ヘルス&ウエルネス 7,939 +11.7 262 +2
総合金融 4,365 +7.0 708 +10
ディベロッパー 3,602 +7.3 555 +40
サービス・専門店 7,685 +1.2 197 -21
国際 4,375 +4.5 34 +31

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