週刊コンビニエンスストアニュース ローソンストア100、初夏の野菜フェアを開催!

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)

主要コンビニエンスストアチェーンの3月度営業概況
全店・既存店の売上高は前年をクリア

 3月は気温の上昇や販促施策によって、サラダ、冷凍食品、菓子、アイスクリーム、ソフトドリンクなどが好調に推移し、全店・既存店ともに売上高が前年を上回った(ポプラは直営店舗のフランチャイズ化推進で全店ベースは減少)。既存店売上高の伸び率が最も高かったのは、対前年同月比5.2%増のファミリーマート。ローソンが同3.8%増で続いた。既存店客数が増えたのがミニストップの同1.6%増。既存店客単価ではファミリーマートが同4.6%増となり、ローソンは同3.3%増、スリーエフは同3.2%の伸びをみせた。

3月度の営業概況>

 

全店売上高

既存店

売上高

客数

客単価

JFA統計調査月報

3.0

2.7

0.6

2.1

セブンイレブンジャパン

1.6

1.0

0.3

0.7

ファミリーマート

2.5

5.2

0.6

4.6

ローソン

5.3

3.8

0.5

3.3

ミニストップ

2.8

3.2

1.6

1.5

ポプラ

3.3

3.2

1.2

2.0

スリーエフ

3.8

3.5

0.3

3.2

※JFA(日本フランチャイズチェーン協会)*対前年同月比(増減率)

<ファミリーマート>

 既存店日商は43カ月連続で前年超えを達成。日商、客数、客単価はともに前年超えとなり好調を維持した。中食は、キャンペーンや専門店監修商品のおむすびが好調で、前年を大きく上回ったほか、話題性のある企画や商品が売上を押し上げた。中食以外では、コラボ企画や販促施策が奏功し、菓子やドライ飲料、アイスの売上が伸長。また、プライベートブランド衣料「コンビニエンスウェア」は継続して好調で、日用品が前年を大きく上回る実績となった。

<ローソン>

 国内事業(ローソン、ナチュラルローソン)の3月度実績は、チケット・ギフトカードなどを除く既存店売上高前年比は同3.8%増と堅調に推移。米飯は、Pontaパス会員限定施策が奏功し、おにぎりの販売が好調だったほか、サラダやアイスクリームが気温上昇に伴うニーズを受けて販売が伸長した。カウンターファストフード(FF)は、「Lチキ レギュラー」やマチカフェコーヒーもよく動いた。

<ミニストップ>

 コンビニエンスストア(CVS)商品の日販は同0.5%増と微増だったが、店内加工FFは同17.4%増と大きく伸長。地産全消につなげる取り組みの「北海道フェア」も好評で、客数・客単価増につながった。CVS商品については、本体価格98円の国産もち麦配合おにぎりの販売が好調で、サラダ類も増量企画やお得セールの実施で売上を牽引。店内加工FFでは、「クランキーチキン」とカルビーのコラボ商品「クランキーチキンサッポロポテトバーベQあじ」、店内加工米飯の「1/3日分の野菜が摂れるビビンバ」、インストアスイーツの「ブルーベリーヨーグルトパフェ」などがよく動いた。

<ポプラ>

既存店日商、客数、客単価の主要3指標すべてが前年を上回り、既存店日商は36カ月連続で前年超え。ポプ弁の定番商品4品を大幅にリニューアルし、食べ応えのあるおかずとごはんの大盛り無料サービスが売上増に大きく貢献した。また、気温上昇でチルド飲料、アイスなどの売上が大幅に伸長。昨年リニューアルしたFFコーヒーは引き続き好調に推移した。

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記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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