ラオックス、全13店舗中7店舗を閉鎖、首都圏と近畿で

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ラオックスの外観
ラオックスは13日、国内リテール事業について、休業中の3店舗を含む全13店舗のうち、東京・近畿エリアにある計7店舗の閉店を決定したと発表した。資料写真、2月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

 免税店大手のラオックスは8月13日、国内の全13店舗のうち首都圏と近畿の7店舗を閉鎖すると発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で、主要顧客である訪日外国人客が来日できない状況が長期化していることから、店舗の閉鎖によってコスト削減とキャッシュフローの改善を進める。

 閉鎖するのは、東京都内と成田空港(千葉県成田市)にある6店舗のうち3店舗と、大阪や京都にある6店舗(2店舗は休業中)のうち4店舗。このほか、北海道にも1店舗あるが、現在は休業している。

 店舗の閉鎖に伴って、2021年4〜6月期に棚卸資産評価損として約7億円を計上した。店舗閉鎖に伴う費用については、開示すべき事項が生じた場合、速やかに公表するとしている。

 同社では、21年12月期の連結業績予想の修正についても同時に発表した。売上高は前期比10.8%減の740億円、営業損益は15億円の赤字(前期は33億円の赤字)となりそうだ。それぞれ、180億円、17億円の下方修正で、2億円の黒字を予想していた営業損益は、前期に続いて赤字となる見込みだ。

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