セブン&アイHD、ペットボトル再生工場に出資、リサイクルを強化
セブン&アイ・ホールディングスは、JFEエンジニアリング系のペットボトル再生工場に出資する。セブン&アイグループ各店の店頭に設置した回収機で集めたペットボトルの安定的な受け入れ先を確保し、使用済みペットボトルのリサイクルを強化する。
セブン&アイHDが6月21日に発表した。いずれもJFEエンジニアリングの子会社であるJ&T環境(横浜市)と協栄産業(栃木県小山市)が合弁で設立した協栄J&T環境(三重県津市)にセブン&アイHDが資本参加する。出資比率や出資額は明らかにしていない。
協栄産業は日本で初めて、粉砕・洗浄処理された再生樹脂から不純物を取り除くメカニカルリサイクルによって使用済みペットボトルをペットボトルとして再生する「ボトル to ボトル」技術を確立した。J&T環境は協栄産業に原材料を供給している。
協栄J&T環境は、JFEエンジニアリングの津製作所(三重県津市)内にペットボトル再生工場を建設中で、2021年冬の稼働を予定している。