売上高5000億円突破、経常利益は業界首位!止まらないオーケーの2021年3月期業績は?
ネット宅配、調剤事業を開始
業績説明の中でオーケーは、今後の重要施策として、ネット宅配事業および調剤薬局事業の展開を挙げている。現在オーケーは、お客が店頭で購入した商品の有料配送サービスのみを行っているが、コロナでの非接触ニーズや高齢化への対応として、ネット宅配事業を開始する。商品価格は店頭価格と同一(各店舗が独自に行う競合対抗値下げは除く)とし、最低注文金額1万円から、配送料は買上げ金額の4%でスタートする見込みだ。
また、これまでもオーケーの一部店舗では大衆医薬品の販売を行ってきたが、さらに病院処方箋の取り扱いも開始する。大型店ではクリニックの併設なども検討しており、食料品の購入以外でも便利な店づくりをめざす。
22年3月期は目標として、既存店売上高5483億円、対前年同期比108%を掲げる。コロナ前から低価格・高品質で人気を集めるオーケーは、21年3月期に得た利益をもとにさらなる競争を仕掛けていく方針だ。また、ここ数年停滞気味だった新規出店は10店舗を目標とし、出店強化に努める。
経営目標には「借入なしで年率20%成長の達成」を掲げ、既存店の売上を伸ばし、積極的に新規出店を行うことで、さらなる競争力強化を図る構えだ。