写真で見る! イオンリテール初のスマートストア 「イオンスタイル川口」
イオンリテール(千葉県/井出武美社長)は6月8日、同社初の本格的なスマートストアと打ち出す「イオンスタイル川口」(埼玉県川口市)をグランドオープンする。どのような店か、写真を多数使用しレポートする。
![埼玉県川口市にグランドオープンする「イオンスタイル川口」。今回建て替えオープンした商業施設「イオンモール川口」の核店舗として入居している](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2021/06/02.jpg)
既存の安全カメラを
「AIカメラ」に活用!
イオンスタイル川口は、埼玉高速鉄道「鳩ヶ谷」駅から北西へ約1.8kmに立地する。今回建て替えオープンした商業施設「イオンモール川口」の核店舗として入居している。
現在、AIカメラやデジタルサイネージなどを活用したスマートストアの開発が各社で進んでいる。そうしたなかイオンリテールも、2020年6月にグランドオープンした「イオンスタイル有明」(東京都江東区)において、デジタルを活用したさまざまな施策を実験的にスタート。それらに改良を加えて、本格導入させているのがイオンスタイル川口だ。
具体的には、「AIカメラ」やハンディ端末「AIカカク」、シェルフサイネージなどを導入している。
まず「AIカメラ」については、イオンスタイル川口の全3階に計149台を設置。防犯向けの「安全カメラ」を活用し、店舗ごとに新たに設置するAI搭載の映像解析マシンによってリアルタイムで情報を解析する。
![既存店でも採用している防犯向けの「安全カメラ」を「AIカメラ」として活用する](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2021/06/03.jpg)
“監視されている”
感じのないスマートストア
![カメラの設置台数は他社のスマートストアと比較して少ない印象だ](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2021/06/04.jpg)
売場を見てまず印象に残るのが設置台数の少なさだ。たとえば食品フロアは、直営売場面積が3216㎡であるのに対して、その数は78台だ。AIによる画像解析の精度が高いため1台でカバーできる範囲が広く、AIカメラの設置台数が少なくて済むという。そのため、多数のカメラに監視されている感じを受けない印象だ。
![レジ回りに設置されたAIカメラ](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2021/06/7756b93d4a2d172dbd885e00d5d19390.jpg)