第45回 核カテゴリーがお得意さまをつくり、 ワンストップショッピングの 中心になる
コスト削減をテーマに商品を絞り込むことは間違いではない。しかし商品の絞り込みは方法を間違えると競争力が低下する。カテゴリー強化の方法と、商品の絞り込みの技術について解説する。
核カテゴリーの強化
競合はカテゴリー単位で発生する。したがってカテゴリーの競合店を明確にする必要がある。たとえば食品を強化しているドラッグストア(DgS)であれば、スーパーマーケットやコンビニエンスストアも競合になる。雑貨を強化しているドラッグストアであれば、ホームセンターも競合になる。
競争力は、競合店のカテゴリーとの「相関関係」できまる。核カテゴリーは目的来店性のコンビニエンス、ディスカウント、スペシャリティの3つを持つ。したがって核カテゴリーは売場スペースの拡大が必要になる。理想は定番売場もプロモーション売場も競合店の1.5倍の広さである。
核カテゴリーの強化では、目的来店性「コンビニエンス」の追求も重要になる。コンビニエンスの追求では以下が重要になる。
第一は