2社が営業利益100億円突破!コロナで明暗、上場ドラッグストア8社 21年2月期1Q決算
マツキヨ、ココカラは減収減益
2月期・3月期決算の上場DgS企業8社のうち、減収減益となったのはマツモトキヨシホールディングス(千葉県:以下、マツモトキヨシHD)とココカラファイン(神奈川県)の2社だった。
マツモトキヨシHDの21年3月期第1四半期業績は、売上高は同9.8%減の1316億円、営業利益は同38.9%減の56億円。ココカラファインの21年3月期第1四半期業績は、売上高は同7.6%減の945億円、営業利益は同39.5%減の17億円となった。両社ともに収益の多くを稼ぎ出す繁華街や都心店舗が新型コロナウイルス感染拡大の影響により苦戦。出入国制限等の影響によりインバウンド売上高もわずかなものになった。ただ、両社ともに既存店売上高対前年同月比のマイナス幅は徐々に縮まってきている。
新型コロナウイルス感染拡大はいまだ収束の気配が見えない。2月期・3月期決算の上場DgS企業の第2四半期業績もその影響が色濃く出そうだ。