バイオーダーのパスタに 対面販売のサラダ… スリーエフが再出店をめざす小型フォーマット
横浜ならではの
こだわり商品を提供
観光や買物に来た人への対応では、横浜ならではの商品の提供に注力する。
たとえば、横浜の海と空をイメ―ジした青色を特徴とするペパーミント味の「うみそらソフトクリーム」を販売するほか、「よこはまおやつプロジェクト」と称し、地元の専門店のスイーツを集積したコーナーを設置。また、横浜に本社を置く書籍チェーンである有隣堂のセレクト雑貨・文房具のコーナーも展開している。
一方、コンビニの商品の取り扱いは、菓子や飲料、雑貨などの約700SKUに絞り込んだ。前述の出来たてメニューやこだわりの菓子・雑貨を合わせたSKU数は約1000で一般的なコンビニの3分の1ほどとなっている。
目標日販は47.5万円
横浜エリアでの
小型店展開を進める
今後「gooz」は、JR横浜タワー店のような「gooz」の小型店を横浜エリア周辺に増やしていきたい考えだ。「いちょう並木通り店」で製造した弁当や総菜を供給し、その他の品揃えは商圏特性に応じて変えていくという。具体的な次の出店計画は未定だが、山口社長は「今回のように日常的な利用と観光ニーズの双方への対応が必要とされる物件を獲得していきたい」と語っている。
JR横浜タワー店の平均日販の目標は47万5000円。ただ開店後1週間の実績では、新型コロナウイルスの影響で外出自粛、リモートワークが広がっていることから計画値の3分の1程度にとどまっているという。
スリーエフはJR横浜タワー店の出店をはずみに、大手チェーンの寡占化が進むコンビニ市場で再び新規出店を進めていけるか、注目だ。
「gooz JR横浜タワー店」概要
所在地 :神奈川県横浜市西区南幸 1 丁目-1-1 「JR横浜タワー」12階
営業時間 :平日8:00~21:00、土日祝9:00~19:00
売場面積 :約36.9坪
取り扱い品目:グーツコーヒー、対面販売デリカ、出来たてパスタ、弁当、総菜、パン、ソフトクリーム、ドリンク、クラフトビール、菓子、雑貨など
従業員数 :21人