今週のコンビニエンスストアニュース ローソン、「できたてBOWL SALAD」を新発売!
セブン–イレブン・ジャパン
地域色を反映させた北海道の新店舗
セブン‐イレブン・ジャパン(東京都)は7月11日、地域ごとに異なる環境やニーズを捉え、地域に根差した品揃えや店づくりを行うことに焦点を当てた「南7条店」(北海道札幌市)をオープンした。
この店舗は、エリアならではの文化や価値観に基づくニーズに対応するため、店舗のワンフォーマット化からの脱却を図る「北海道プロジェクト」の一環として展開されたもの。コンセプトには、“地域に求められる品揃え”や“新たな成長戦略の実現”を掲げ、北海道独自の文化や習慣、社会課題に対応した売場づくりや商品構成をテスト的に導入する。
具体的には、専門店の減少や買物不便の解消にも配慮し、野菜・果物売場をはじめ、冷凍食品(冷凍肉・地域商品・冷凍スイーツの拡充)、ベビーグッズ(アカチャンホンポ商品)、駄菓子・玩具、バーベキュー・キャンプグッズなどを展開。さらに、北海道ならではの食文化や地域特性を踏まえ、定番の調味料や、単身世帯の増加・世帯人数の減少に対応した簡便・小容量の商品を揃えるほか、“ラーメン文化”や観光・インバウンド需要にも対応している。
今後は、テスト結果の検証を進めながら、他のエリアや商圏での展開も視野に入れていく方針だ。
- 所在地……北海道札幌市中央区南7条西11-2-7
- 売場面積…約59坪
- 取扱品目…約5300アイテム
<セブン&アイHD第1四半期決算>増収・営業増益
2026年2月期第1四半期決算(連結25年3月1日~5月31日)は、営業収益が対前年同期比1.6%増の2兆7773億円、営業利益が同9.7%増の650億円、経常利益が同3.1%減の532億円となった。
セグメント別では、国内コンビニエンスストア(CVS)事業の営業収益が同0.7%減の2234億円、営業利益が同11.0%減の545億円、海外CVS事業の営業収益が同3.2%増の2兆936億円、営業利益が同94.2%増の86億円、スーパーストア事業の営業収益が同5.5%減の3395億円、営業利益が同294.8%増の84億円だった。
国内CVS事業は、客単価が上昇し、既存店売上は前年をクリア。一方、店内調理設備や次世代店舗システムの導入に加え、物価上昇などにより販管費が増加し、営業利益は2ケタの減益となった。自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は同1.4%増の1兆3460億円となった。
海外CVS事業は、ドルベースの米国内既存店商品売上は前年を下回ったものの、オリジナル商品の拡大による粗利益率の改善に加え、人件費の適正化などさまざまなコストの見直しにより、営業利益(のれん償却前)は同24.9%増の374億円に伸長した。自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は同3.1%減の2兆3537億円にとどまった。







