週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、「ゴーストレストラン」を中四国で初導入
主要6チェーンの5月度営業概況
既存店3指標ともローソンが好調
5月度の既存店の売上伸長率は、ポプラ(広島県)が対前年同月比5.0%増、ローソンが同4.9%増、スリーエフ(神奈川県)が同3.8%増と堅調な伸びをみせ、セブン–イレブン・ジャパン(東京都 以下、セブン–イレブン)を除き、全チェーンが対前年同月比をクリアした。既存店客数ではローソンが同0.9%増となったが、セブン–イレブンとミニストップが前年割れ。既存店客単価については、ポプラの同5.0%増を先頭に、各チェーンとも好調な伸びとなった。
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全店売上 |
既存店 |
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売上 |
客数 |
客単価 |
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セブン–イレブン・ジャパン |
1.0% |
0.0% |
▲2.3% |
2.4% |
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ファミリーマート |
4.5% |
2.9% |
0.1% |
2.8% |
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ローソン |
5.5% |
4.9% |
0.9% |
3.9% |
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スリーエフ |
5.2% |
3.8% |
0.5% |
3.3% |
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ミニストップ |
0.2% |
0.9% |
▲1.0% |
1.9% |
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ポプラ |
▲6.6% |
5.0% |
0.0% |
5.0% |
<ファミリーマート>
既存店日商は45カ月連続で前年超えを達成。また、既存店3指標(売上、客数、客単価)とも前年超えとなった。中食は、おむすび、デザート、カウンターファストフード(FF)を中心に売上が好調で、おむすびは引き続き高い水準の伸びを維持。カウンターFFは、新発売の「ファミチキねぎ塩味」や「ファミチキ祭り」などの施策が奏功し、売上を牽引した。中食以外では、菓子、冷凍食品、日用品などの販売が好調で、日用品ではプライベートブランド(PB)衣料の「コンビニエンスウェア」が売上を押し上げた。また、店舗の売場拡張施策として、コンテナ状設備を外付けして増床を行う「アポロ計画」が、商品の品揃えやボリュームニーズに応えていることから、店舗の売上拡大に寄与している
<ローソン>
国内事業(ローソン、ナチュラルローソン)の5月度実績は、既存店の売上・客数・客単価とも好調に推移。販売状況については、米飯、調理パン、調理麺、デリカが「ハピとくーポン」施策で売上が伸長し、ベーカリーは、新商品の「バゲットクロワッサン たまご」と「バゲットクロワッサン おいも」などがよく動いた。カウンターFFでは、Pontaパス会員限定施策を行った「Lチキレギュラー」、アプリクーポン施策を行ったマチカフェコーヒーと1個増量のからあげクン各種の販売が好調だった。
<ミニストップ>
コンビニエンスストア商品の既存店日販は同0.5%減となったが、店内加工FFは同7.9%増と大きな伸びをみせた。コンビニエンスストア(CVS)商品では、菓子パン分類の本体価格100円(税抜)の「毎日食べたいチーズカレーパン」や「トップバリュベストプライスしっとりしたつぶあん」など、5個入りパン4品の1個増量企画を実施し、売上を牽引。また、冷凍食品分類の売上高が前年をクリアしたほか、雑貨分類では、新たに販売した最高のコスパと品質を兼ね備えた韓国コスメ「チョチョスラボ」が売上を押し上げた。店内加工FFでは、「バニラ」から「ミルク」に変更した「北海道ミルクソフト」が引き続き好調で、果実氷などを含めたインストアスイーツは、前年を大きく上回った。店内加工米飯も手づくりおにぎりを中心によく動いた。
<スリーエフ>
全店の平均日商は61万円で、既存店売上は32カ月連続で前年超えを達成。米飯類、ファストフード、ベーカリー、ソフトドリンクなどが売上を牽引した。
<ポプラ>
既存店日商は38カ月連続で前年超えを達成。ドラッグストアの管理栄養士と共同開発した弁当が、健康に敏感な顧客を中心に支持され、売上を伸ばしたほか、広島県観光連盟の公式キャラクターとコラボした「ポプ弁」や、広島の特産品を使用した商品を発売し、プレゼント企画と合わせたことが奏功。また、行楽・中食需要でおむすびが引き続き好調に推移し、5月が週末に雨の日が多かったことから、雨具の売上が大幅に伸長した。








