週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、手巻寿司4品の消費期限を6時間延長
チェーン各社の4月度営業概況
既存店売上高伸長率はポプラをトップに各チェーンとも堅調
既存店売上高で対前年同月比6.4%増となったポプラをトップに、各チェーンとも前年をクリアして堅調に推移した。既存店客数はポプラが同2.3%増、ローソンが同1.7%増で、セブン–イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ミニストップ、スリーエフは前年超えとなったものの、増加率は低位にとどまった。既存店客単価については、ファミリーマートが同4.4%増、ポプラが同4.0%と伸長した。
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全店売上高 |
既存店 |
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売上高 |
客数 |
客単価 |
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セブン–イレブン・ジャパン |
1.5% |
1.0% |
0.0% |
1.0% |
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ファミリーマート |
2.3% |
4.7% |
0.2% |
4.4% |
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ローソン |
4.0% |
4.3% |
1.7% |
2.5% |
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ミニストップ |
2.7% |
3.1% |
1.0% |
2.1% |
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スリーエフ |
4.5% |
3.5% |
0.9% |
2.5% |
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ポプラ |
△2.8% |
6.4% |
2.3% |
4.0% |
*対前年同月増減率
<ファミリーマート>
既存店日商は44カ月連続で前年超えを達成。日商、客数、客単価の主要3指標ともに前年超えとなり好調を維持した。中食では、フライ類が継続して好調だったことに加え、おむすびが好調に推移。パンでは「白生パン」シリーズの累計販売数が500万食を突破し、売上を牽引した。中食以外では、「1個買うと、1個もらえる」や「抹茶withフルーツ」などの施策が奏功し、菓子やドライ飲料、加工食品の売上伸長に大きく貢献した。
<ローソン>
米飯・調理麺は、クーポン付きハンドビラ(手渡し配布チラシ)とアプリクーポン施策が奏功し、おにぎりの売上が好調に推移。カウンターファストフード(FF)では、アプリクーポン施策でマチカフェの販売が好調だった。ベーカリーでは、新商品「具!パン あふれるコーンマヨ」や「具!パン ハムカツ&焼きそば」がよく動いた。
<ミニストップ>
コンビニエンスストア商品の既存店日販は同1.3%増、店内加工FFの既存店日販は同12.5%増と伸長した。創業以来45年間、看板商品として販売しているソフトクリームの「バニラ」を「ミルク」に大改革。ミニストップ史上最高の乳脂肪分で濃厚かつミルク感あふれる商品に仕上げた「北海道ミルクソフト」の発売が、全体の売上を押し上げた。
<スリーエフ>
全店平均日販は60万円で、既存店売上高は31カ月連続で前年超えを達成。米飯類、ベーカリー、ソフトドリンクなどが売上を牽引した。
<ポプラ>
既存店日商は37カ月連続で前年超えを達成。オリジナルの「ポプ弁」は、リニューアルした定番4商品のポイント販促を実施し、売上・販売数量とも好調に推移した。おむすびは、手巻むすびの炊飯方法を変更し、リニューアル効果と行楽需要で2ケタ伸長。菓子は、グミ、ビスケットなどが引き続き好調で、春の売場コンテスト効果で売上を大きく伸ばした。







