”昭和的経営”で快進撃! D2Cマーケの成長株・売れるネット広告社グループ成長の理由
終身雇用でホワイト企業認定
数多くの企業がD2Cを展開しLPを掲出する中で、売れるネット広告社グループの事業会社では仮説をゼロにすることを最大の強みとしている。
「世の中のクリエイティブは基本的に仮説で組み立てられているが、自分たちはすべてABテストで得られた事実をもとにしている。再現性のロジックがあり、テストで抽出されたノウハウを反映させることで、確実に費用対効果を上げられる」(加藤社長)

提供するLP特化型クラウドサービスの『売れるD2Cつくーる』には、自動生成AIの機能を搭載。商品名、カテゴリーなど10項目を入力するだけでABテストの勝ちパターンを反映したLPがノーコードでできあがる。最先端技術も活用し、効果が実証されたD2Cマーケティングを提供して成長を遂げつつも、経営手法は意外なことにウエット。そこには加藤社長の生い立ちが大きく影響しているようだ。
「ブラジル生まれで、7歳から18歳まではアメリカで育った。当時は日本企業に勢いがあり、どんどんアメリカに進出していった時期。まだ日本に住んではいなかったが、日本人であることに誇りを感じた。勤勉、研究熱心で、ひたむきに努力する。一体感を大切にして、社員のクビは切らない。そういった日本経営に憧れを抱き、いつか自分が経営者になったら、それを推進しようと思った」(加藤社長)

古き良き昭和的な経営方針でリモートワークは禁止。福岡本社と東京支社の2拠点それぞれで毎月飲み会を開催し、年1回の社員旅行もある。起業・独立の希望者は応援するが、ずっと働き続けたい社員は終身雇用を約束。ルールとして粗利の3分の1を人件費とすることを定めており、利益は社員に還元する。2023年にはホワイト企業認定でゴールドランクに認定された。





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