週刊コンビニエンスストアニュース ファミリーマート、ふるさと納税に参入!
ファミリーマート(東京都/細見研介社長)は、3月25日から「ファミマふるさと納税」サービスを開始する。アプリ「ファミペイ」を使うことで、自治体と返礼品を選んで寄付すると、電子クーポンに引き換えられる回数券が受け取れる仕組みだ。回数券で受け取れる商品は、初回20品を用意した。このサービスは、「返礼品がいつ届くのかわからない」という声に着目して始めたもので、宅配便の再配達削減にもつながる。(3月18日~24日までのニュースをまとめました。)
ファミリーマート
「ブルーグリーンプロジェクト」商品の第5弾
3月18日から、「ブルーグリーンプロジェクト」商品として、植物性由来の原材料を使い、おいしさにこだわった商品7種類を発売した。「ブルーグリーンプロジェクト」は、デザイナーの落合宏理氏監修のもとに発足し、地球環境に配慮したカトラリーなどを展開する。2023年からは「おいしい植物性由来。」をコンセプトに、植物性の原材料を使用した商品を発売している。第5弾となる今回は、ショートケーキのほか、地域限定(関東・関西・九州)でとんこつを使用しないとんこつ風ラーメンなどを発売し、新しい食シーンに挑戦する商品をラインアップした。
- 「植物生まれのいちごのショートケーキ~いちごホイップ仕立て~」(植物由来の原料でつくったスポンジ使用。税込358円)
- 「植物生まれのキャラメルサンド」(キャラメルに含まれる乳原料を豆乳とココナッツなどに置き換えた。同208円)
- 「植物生まれのシャインマスカットグミ」(ゼラチン不使用のグミ。同159円)
- 「植物生まれのガーリックライスおむすび」(大豆ミートのそぼろを混ぜ込んだおむすび。同160円)
- 「植物生まれのとんこつラーメンみたいな旨だしラーメン」(動物性原料を使わず、とんこつスープのようなコクのあるおいしさを再現。同550円)
- 「スパイスの香り広がる植物生まれのピリ辛タコライス」(大豆ミートを使用したスパイス感のあるタコスミートでつくったタコライス。同598円)
- 「植物生まれのソイチキンとバジルのサラダラップ」(ソイチキンをバジル風味が香るソースと野菜を合わせ、トルティーヤで焼き上げた。同398円)
大きな反響を呼んだ「ペットフードドライブ」
猫の日(2月22日)に合わせて実施した「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」の「ペットフードドライブ」は大きな反響を呼び、多くのペットフードが提供された。そして、3月18日には寄贈式が行われた。地域猫活動(保護猫活動を含む)への支援強化を目的に実施したもので、店名に「猫」がつくなど猫にまつわる4店舗で寄付を募り、206.4㎏のペットフードが集まった。日本動物愛護協会を通じて全国の地域猫・保護猫・保護犬のために役立てられる。
商品購買率が1.7倍となったクロスメディア広告の実証実験
データ・ワン(東京都)、ジェイアール東日本企画(東京都)と共同で、昨年6月24日から2週間、クロスメディア広告の実証実験を行った。プライベートブランド「ファミマル」の「ポテトチップス絶品うすしお味」のクーポン施策実施の期間中に行った実証実験では、すべての広告に接触した場合、サイネージ広告のみ接触した場合を比べると、購買伸長率が約1.7倍に伸長する結果となった。ファミリーマート店内に設置されたデジタルサイネージ「FamilyMartVision」とJR山手線車内に設置されたデジタルサイネージ「まど上チャンネル」、ビーコンを活用したスマートフォンプッシュ通知を連動させたクロスメディア活用の実証実験を行う予定だ。