週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、FC加盟店でアバター接客導入の実証実験
新たな接客と多様な働き方の実現をめざし、ローソンがデジタル技術を活用したアバター接客を採用している。2022年11から開始し、今年11月6日時点で6都府県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、大阪府、福岡県)の17店舗が採用。今回、香川県の8店舗が加わり、25年2月末まで実証実験を行う。アバターの導入は四国地区の店舗では初めてで、今回の実証実験では、FC加盟店での本格的な展開が可能かどうかを検証する。アバターオペレーターは、店内に設置されたモニターに投影されるアバターを通じて、利用客とコミュニケーションを取りながら接客業務を行う。自宅などからリモートで勤務し、店内売場の案内やセルフレジの利用方法を説明できるほか、「時間」や「場所」、「年齢」や「性別」、「さまざまな障害」などの制約のない働き方、一人のオペレーターが複数店を受け持つなど効率的な人員配置による人手不足対策も可能になったという。これまでの実証実験では、セルフレジの利用率が15%以上向上し、店舗従業員のレジ業務に関わる時間は1店舗当たり平均1.5時間以上を削減。創出された1.5時間をより魅力的な売場づくりに充てることが可能となった。(11月5日~11日までのニュースをまとめました)
ローソン
ウォークスルー決済導入店舗を関西に初出店
11月13日、Osaka Metro御堂筋線なかもず駅に、商品を手に取って店外に出るだけで買物ができるウォークスルー決済導入店舗「S Lawson Go OSLなかもず駅店」をオープンする。東急電鉄二子玉川駅構内の店舗に続く2店舗目となり、関西では初の出店。営業時間は7時から21時30分で、おにぎり、ベーカリー、飲料、菓子などを中心に約380アイテムを取り揃えた。
閉店したスーパー跡地に“地域共生コンビニ”を出店
11月15日、さまざまな地域の社会課題解決をめざす“地域共生コンビニ”として、鳥取県八頭町に「八頭町丹比(やずちょうたんぴ)店」をオープン。八頭町と連携し、昨年9月に閉店したスーパー跡地に出店し、通常のローソン店舗の品揃えに加え、地元のスーパーマーケット「エスマート」が調達したローソン店舗向けの野菜や肉、魚など生鮮食品約100品目を品揃えする。
- 所在地……鳥取県八頭町北山字下柳縄手57-1
- 売場面積…66.46坪
- 営業時間…24時間
- 駐車台数…普通車33台、大型車2台
アートトイレを6店舗で展開
11月10日の「トイレの日」、11月19日の「世界トイレの日」に合わせ、11月10日から順次、宮城県「栗原若柳店」、埼玉県「吉野原工業団地店」、長野県「長野三輪六丁目店」、愛知県「清須押花店」、京都府「嵐山谷ケ辻子町店」、広島県「福山光南町一丁目店」の6店舗で、アートトイレを展開する。今回で3年目となるアートトイレの展開では、デザインを一般公募し、決定した6作品を使用した。