ジョイフル本田 「ガソリンスタンド事業」出光興産に譲渡

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ジョイフルホンダ
今後、ホームセンター内におけるガソリンスタンド・灯油スタンドは、順次、出光興産のブランドに変更し、出光興産によりサービスが提供される

 ジョイフル本田は2月3日、セルフガソリンスタンド事業及び灯油スタンド事業を出光興産に譲渡すると発表した。

 ガソリンスタンドは7店舗、灯油スタンドは15店舗で営業していた。2019年6月期のガソリン・灯油事業の売上高は136億円で、連結業績に占める割合は9.1%だった。

 乗用車燃費の改善、生産年齢人口の減少により、中長期的にはガソリン・灯油の需要及び供給の減少が見込まれることから、今回の譲渡を判断した。同社の全店舗における19年7月~20年1月までの累計売上高は、前年同期比で0.7%増だが、ガソリン・灯油部門を除くと、1.7%増と1ポイント上向く

 今後、同社のホームセンター内におけるガソリンスタンド・灯油スタンドは、順次、出光興産のブランドに変更し、出光興産によりサービスが提供される。

 なお、2020年6月期第4半期にて特別利益15億円(概算)を計上する。今回の譲渡を受けて、売上高の通期予想は約11億円下振れする1476億円、営業利益は約4億円上振れする95億円、経常利益は約5億円上振れする104億円、当期純利益は約9億円上振れする73億円とした。売上高は減収となるが、収益は上がる見込みだ。

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