週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、サンリブと「地域共生コンビニ」オープンへ!
スリーエフ
<第1四半期決算>減収ながら60%超の増益
2025年2月期第1四半期決算(連結3月1日~5月31日)は、営業総収入(売上高+営業収入)が対前年同期比0.9%減の34億1300万円、営業利益で同60.9%増の2億5000万円、経常利益は60.5%増の2億5100万円となった。
第1四半期は、「個店平均日販」と「加盟店利益」の継続的な向上を最重要指標と定め、「個店最適化」と「加盟店経営の安定化」を重点戦略とした各種施策に取り組んだ。
エル・ティー・エフが事業展開する「ローソン・スリーエフ」は、来店客数が伸長したことで「個店平均日販」は引き続き前年を上回り、粗利益率の改善も進んだことで「加盟店利益」も堅調に推移した。
新型フォーマットとして事業展開する「gooz(グーツ)」は、行楽需要の高まりを背景に来店客数が伸長。特にパーキングエリア店舗での日販が向上した。
ミニストップ
<第1四半期決算>増収も営業・経常は損失
2025年2月期第1四半期決算(連結3月1日~5月31日)は、営業総収入(売上高+営業収入)が前年同期比5.3%増の205億5300万円となったものの、13億3800万円の営業損失、12億3100万円の経常損失を計上。セグメント別では、国内事業の営業総収入が同3.6%増の182億9200万円、10億3200万円の営業損失となった。
国内事業については、3月の天候不順の影響を受けたことから、ミニストップ単体のチェーン全店売上高は前年同期比0.6%減。既存店平均客数同0.9%減、既存店平均客単価が前年並みだったことで、既存店日販は同0.8%減と低迷。商品別では、コンビニエンスストア商品の既存店日販が同2.1%減と苦戦したが、店内加工ファストフード商品の既存店日販は同5.9%増と好調に推移した。
第1四半期は、顧客の購買行動に基づきカテゴリーごとの役割を再設計し、価格訴求商品を拡充。お値打ち価格商品が売上の伸びに寄与したほか、高付加価値の店内加工ファストフード商品がよく動き、売上総利益率は0.1ポイント改善して30.5%に上昇した。
なお、2025年2月期通期の連結業績については、営業総収入で同13.8%増の900億円、営業利益で15億円、経常利益で18億円を計画している。
ポプラ
<第1四半期決算>減収も営業・経常大幅回復
2025年2月期第1四半期決算(連結3月1日~5月31日)は、営業総収入(売上高+営業収入)が前年同期比6.7%減の30億3600万円、営業利益は同27.8%増の1億600万円、経常利益は同110.2%増の1億700万円となった。
「ポプラ」「生活彩家」ブランドで施設内に展開するスマートストア事業の既存店ベースの売上前年比は2.9%増と好調だったが、営業総収入は同3.2%減の12億7700万円、1200万円の営業損失となった。
ローソン・ポプラ事業については、商品の充実と接客の向上、清掃の徹底などにより、引き続き好調を維持し、既存店ベースの売上前年比は3.5%増となったが、営業総収入は同9.4%減の15億6200万円。営業利益については同29.5%増の2億1300万円となった。