週刊スーパーマーケットニュース 2ケタ増収のベルク“椅子に座った接客”を実験
エコス
<2月期決算>営業・経常利益が30%超アップ
営業収益が1300億円(対前期比5.9%増)、営業利益が57億円(同30.6%増)、経常利益が59億円(同31.1%増)、当期純利益は35億円(同122.2%増)で、利益は大幅に回復した。
2023年度は、新規に2店舗の「たいらや」を出店、1店舗を建替え移転し、既存店舗のリニューアルでは、買物がしやすい売場や省エネ・省資源・環境に配慮した店舗への変更を目的に、グループの8店舗で改装を実施した。
店舗運営については、地域に対応した商品の品揃えを増やし、冷凍食品コーナーを拡充。話題の商品の展開も行い、買物を楽しんでもらう売場づくりに注力する。一方、基本商品についてはEDLPを進めた。また、作業効率改善のために自動発注システムの利用拡大や陳列什器の見直し、POSレジシステムの更新などによって生産性向上に努めた。商品面では、地域市場を活用した商品を積極的に導入し、簡便ニーズを意識した味付け肉や味付けシーフード、骨取り魚などの品揃えも強化した。
アオキスーパー
「クイック(Q)コマース」を新たに2店舗で開始
ONIGOの即時配達サービス「クイック(Q)コマース」を昨年11月から「アズパーク店」(名古屋市中川区)で開始し、今年2月に「中村店」(名古屋市中村区)に拡大。両店とも順調に利用者数が伸びていることから、4月24日から新たに「植田店」(名古屋市天白区)と「日進店」(愛知県日進市)でも開始する。
全店舗でタバコの取り扱いを中止
5月から全事業所を全面禁煙にすることを機に、店頭でのタバコの取り扱いを順次中止し、2024年度中に全店で販売を中止する。タバコを継続販売することで得られる収益よりも、販売を中止することで、地域の顧客の健康増進につながると判断した。
<2月期決算>減収も利益は大幅アップ
営業収益が878億7700万円(対前期比3.7%減)、営業利益が19億9200万円(同291.8%増)、経常利益が20億7100万円(同252.5%増)、当期純利益は前期の赤字から15億4000万円の黒字に転換した。
2023年度の新規出店は2店舗。新たな取り組みとして、水産部門とデリカ部門の連携を強め、鮮度感のある惣菜売場の展開を始めたほか、太陽光発電設置によるCO2削減などを推進。また、全店での販売促進にも積極的に取り組み、四半期に一度の大感謝祭、週に一度のセールや日曜朝市、月に一度の「魚の日・新鮮大漁市」「青果の日・青果大市」「肉の日」などを継続して展開。ポイントカードのポイント付与、電子マネーの利用促進策も積極的に進めた。
ライフコーポレーション
<2月期決算>営業・経常利益は2ケタの増益
営業収益が8097億円(対前期比5.8%増)、営業利益が241億円(同26.0%増)、経常利益が249億円(同24.6%増)、当期純利益が169億円(同27.1%増)を達成した。小売事業においては、生鮮食品部門が5.1%増、一般食品部門が6.7%増、生活関連用品部門が4.6%増、衣料品部門が0.7%増と、全部門において堅調な伸びをみせ、売上高は7800億円(同5.6%増)を計上。セグメント利益は24.8%増の245億円となった。
販管費は、新規出店に伴う賃借料などの各種物件費の増加に加え、採用強化などに伴う人件費が増加したが、生産性の向上、コスト最適化の取り組みが計画以上の成果につながり、2ケタの営業増益をもたらした。
バローグループ
<ヤマタ>「たこ一(いち)宝塚旭町店」を開設
生鮮スーパーたこ一の8番目の店舗で4月19日にオープン。約100坪の売場に生鮮食材を陳列し、小さな市場のように店内を演出。水産部門の売上構成比が45%を超える“魚に強いスーパー”で、在庫を持たず、日々の売り尽くしを行い、在庫回転数を上げることで、鮮度を高めることに力を入れている。「鮮度第一、安売続行」を理念に掲げている。
- 所在地……兵庫県宝塚市旭町2-6-23
- 売場面積…93坪
- 営業時間…10時~18時30分
- 従業員数…社員15名、パートタイマーなど18名