東急、体験型NFT 100セットが即完売!デジタルとリアルな渋谷をつなぐ構想とは

小内三奈
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「参加型」「共創型」コミュニティとして活性化

東急フューチャー・デザイン・ラボ
東急フューチャー・デザイン・ラボ 主査の天野真輔

 NFTを保有して「Shibuya Q DAO」のメンバーになることで、これまでにはない新しい体験を楽しみ、メンバーとその体験を共有したりリアルに交流したりできる。「Shibuya Q DAO」を通じて東急が目指していることは何なのか。

 「たとえば、メンバー限定の渋谷の街の謎解きをARで楽しむことによって、渋谷の魅力をもっと知ってもらい、滞在時間、消費が増えること。さらに、新たな渋谷のスポットを知った人が情報を発信し、渋谷のプレゼンスが上がっていくことで、東急グループが運営するサービスへの売上に寄与することを期待している」(天野氏)

 マネタイズ面はまだまだ手探りの状態だが、アイデアはいくらでもある。訪日観光客が多い渋谷なので、外国人向けの「デジタルお土産」としてNFTを販売することなども検討しているという。

 さらに、「Shibuya Q DAO」は参加型・共創型のプロジェクトであることも強くPRしている。ゆくゆくはコミュニティを巻き込んだサービスの開発も進めていく考えだ。

 「運営側がイベントを企画しコミュニティメンバーに提供するだけでなく、参加メンバー発のアイデアでイベントや企画を行ったり、モニター的な役割を担ってもらってより良いサービスにつなげるなどしていきたい」(同)

 追加のNFTは、2024年春頃に販売される予定だ。

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