ゴディバ ジャパン親会社による「ピエール マルコリーニ」買収のねらいと「相乗効果」とは
それぞれのブランドDNAは継続
2つのブランドが同じグループになったことによって、流通やバックオフィスでの相乗効果も予測しているという。
「ゴディバの顧客管理やアプローチのノウハウは、今後マルコリーニが同様の施策を行っていく際の参考になる。マルコリーニの世界観をゴディバのマーケティング戦略を活用して、さらに浸透させていく」
人材面では、「私たちには、東京からグローバルカンパニーを作りたいというビジョンがある。マルコリーニの買収によって海外からもスタッフが集まっているので、さらなるダイバーシティ化を進めていきたい」
多くの相乗効果がある一方、それぞれのブランドの独自性は大事にしていく。「ゴディバは正統派のベルギーチョコレートであり上品でキュートなイメージ、マルコリーニはベルギーとフランスの間のようなチョコレートで、シンプルで高級なイメージだ。こうしたDNAは大事にしていきたい」