動画も音声も!世界初、早川書房「NFT電子書籍付」新書の新しい読書体験とは
特別対談、特別動画…、NFT電子書籍限定特典で新しい読書体験を提供
「後発の新書なので普通に立ち上げても面白くないと感じていた」と話す山口氏は、「いかに創刊プロモーションをして数字を上げていくか模索していたタイミングでメディアドゥからNFT電子書籍の提案を聞いて、これが“未来の本”の形だと感じた」と話す。ハヤカワ新書のコンセプトである「未知への扉をひらく」とNFT電子書籍のもつ可能性が見事に合致した。
電子書籍やオーディオブックなど、ニーズに合わせた本の楽しみ方が広がっている中で、NFT電子書籍だからこその魅力とは何なのだろうか。
「すでに普及している電子書籍との一番の違いは、電子書籍はテキストだけだが、NFT電子書籍は動画、音声、画像もセットで提供できるところ」と山口氏は指摘する。
第一弾として発売された「ハヤカワ新書」5作品の内、『名作ミステリで学ぶ英文読解』(越前敏弥著)と『教育虐待──子どもを壊す「教育熱心」な親たち』(石井光太著)の2作品は、NFT電子書籍購入者だけの特典として、本編にはない「特別対談」を収録している。
さらに、7月に刊行予定の『ソース焼きそばの謎』(塩崎省吾著)には、より内容をリアルに伝えようと、大正初期から続くソース焼きそば店を著者が訪ねる動画を特典として付ける。
NFT電子書籍によって、これまでは実現できなかった、新たな読書体験のかたちが生まれようとしている。