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セブンイレブン、加盟店従業員の残業代未払いが判明、12年以降で約4.9億円

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19年9月に労働基準監督署からの指摘を受け、残業代の一部が支払われていなかったことが判明した。 写真は都内で2016年4月撮影(2019年 ロイター/Yuya Shino)

 セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)は12月10日、フランチャイズ加盟店の従業員に対して残業代の一部が支払われていなかったことが判明したと発表した。加盟店従業員の給与計算・支払い業務はSEJが代行しているが、計算式を誤って入力していたという。19年9月に労働基準監督署からの指摘を受け、支払い不足が明らかになった。

 記録が残る12年3月まで遡って調べたところ、19年11月までに3万405人に対して、合計で約4億9000万円(遅延損害金1億1000万円を含む)の未払いがあった。1人当たり平均約1万6000円となる。

 加盟店従業員のうち時間給勤務のパート・アルバイトの「精勤手当」「職責手当」、および固定給勤務者の「精勤手当」に対する残業手当の計算式が誤っていた。現在も勤務している従業員に対しては、加盟店から未払い分を順次支払う。すでに退職している人については、加盟店またはSEJから支払う。SEJでは、問い合わせ窓口となる専用ホットライン(0120-386-075)を開設した。

 残業代未払いの責任を取り、SEJの永松文彦社長は月額報酬の10%を3ヵ月間、自主返上する。