イオンは12月6日、米テラサイクル(ニュージャージー州)が運営する使用済み容器回収・再利用の仕組み「Loop(ループ)」に参画すると発表した。リサイクル容器の利用を後押しすることで、プラスチックごみの削減につなげる。
ループは、洗剤やシャンプー、食品などの容器をステンレスやガラスなど耐久性の高いものに変え、再利用を可能にする仕組み。ニューヨークとパリではテラサイクルがすでにサービスを始めており、日本でも2020年中に東京都内でサービスを開始する予定。
日本のメーカーでは資生堂がループに参画することを表明しているが、小売業ではイオンが初めてとなる。イオンは20年秋から都内の総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」でループに参画するメーカー各社のリユース容器を利用した商品の販売と回収を始め、21年から順次、本州・四国の全約400店舗へ拡大することを目指す。
販売を開始してから約1年間は、ループ商品の取り扱いができる国内小売業はイオンだけとなる。