マツキヨ、ベトナムで合弁会社設立、現地でドラッグストアを展開
マツモトキヨシホールディングス(HD)は11月13日、ベトナムで2020年2月中旬に合弁会社を設立すると発表した。早期に運営体制を確立した上で、ベトナムでドラッグストア「マツモトキヨシ」を出店する。
同社は7月に現地企業のロータス・フード・グループ(ホーチミン市)と合弁会社設立で合意したことを明らかにしていた。ロータス・フードは食品製造や外食事業などを展開しており、日系企業との関係が深い。最近では、モスフードサービスがロータス・フードとの合弁会社を通じて、20年度からベトナムで「モスバーガー」の出店を始めると発表している。
合弁会社にはマツキヨHDが51%、ロータス・フード側が49%を出資する。
マツキヨHDはベトナムのほか、香港でもドラッグストアの出店を計画している。香港には市場調査を目的として2007年に設立された現地法人マツモトキヨシ香港があり、同社の株式はマツキヨHDの松本清雄社長が保有していたが、今夏マツキヨHDが全て買い取って子会社化した。
マツキヨHDはタイと台湾に進出しており、店舗数はそれぞれ34店舗、5店舗(9月末時点)となっている。