エコス、与野フードセンターを完全子会社化、埼玉県で15店舗
食品スーパーのエコス(東京都昭島市)は11月12日、同業の与野フードセンター(さいたま市)を買収すると発表した。与野フードセンターの株式を取得し、完全子会社化する。株式の取得時期や取得価額については与野フードセンターの株主との間で協議を進める。
エコスは与野フードセンターに社外取締役1人を派遣するほか、加工食品の販売・仕入れで協業するなどの取引関係がある。
与野フードセンターは埼玉県内で15店舗(10月末現在)を展開しており、2019年8月期の売上高は142億円、営業損益は4億円の赤字だった。エコスは同社を傘下に収めることで埼玉県での地盤を強化する。
エコスは、たいらや(宇都宮市)とマスダ(茨城県取手市)を傘下に持ち、埼玉県ではグループで17店舗を展開している。20年2月期の連結業績は、営業収益1250億円(前期比3.2%増)、営業利益40億円(3.6%増)を見込んでいる。