「北海道物流研究会」が発足! イオン北海道、トライアルHD、北雄ラッキーなど14社が参画へ
物流改革は地方から! 「九州物流研究会」との連携も進める
小売企業を中心とした物流アライアンス形成の動きは、22年8月の「九州物流研究会」の発足を皮切りに、今年3月にはヤオコー(埼玉県)、マルエツ(東京都)、サミット(東京都)、ライフコーポレーション(大阪府)の4社が立ち上げた「首都圏SM物流研究会」、そして今回の北海道物流研究会と、各エリアで広がりを見せている。
このうち九州物流研究会については、イオン九州(福岡県)とトライアルHDが音頭を取って発足、今では小売企業や物流企業など約30社参画する大所帯になっている。分科会の活動も活発化しており、直近では九州内の県単位で分科会を形成して物流効率化のための取り組みを実行に移し、一定の成果を収めているという。
イオングループとトライアルHDが実質的な幹事役であるという共通項もあり、北海道物流研究会は九州物流研究会ともすでに連携を深めている。イオン北海道の青栁社長は「メンバーも行ったり来たりして互いに研究を進めている。北海道と九州という”端っこ”である地方から、改革を進めていく」と息巻いた。
他方で「業種業態に関係なく、ジョインしたいというメンバーがいればウェルカムだ」(青栁社長)として、仲間を増やしながら取り組み規模を徐々に拡大させていきたい考えだ。全国チェーンからローカルチェーンまで、北海道を地盤・本拠とする小売企業はまだまだ多く存在することを考えれば、”伸びしろ”は大きそうだ。
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