マツモトキヨシホールディングス(HD)は10月3日、近畿大学(大阪府東大阪市)にプライベートブランド(PB)商品の共同開発拠点を開設した。マツキヨHDと近畿大は2019年2月にセルフメディケーションの推進などで包括連携協定を結んでおり、その一環として産学連携でPB開発を行う。
施設名は「マツモトキヨシACT(アクト)」で、近畿大の産学連携拠点であるアカデミックシアター内に専用スペースを設けた。医学部・薬学部を含む近畿大の各学部からプロジェクトに参加する学生を募集し、マツキヨHDの社員とPBの共同開発を行う。商品プランの募集から商品開発、流通、パッケージデザイン、マーケティングなど幅広い分野で連携する。
今後は、PB開発に関わるワークショップやミーティング、次世代型店舗「matsukiyo LAB(マツキヨラボ)」内のサプリメントバーでの業務体験なども行う予定で、学生のリクルーティングにつなげる狙いもある。