セブンイレブン、再エネ100%で店舗運営の実験、神奈川県の10店舗で
セブン-イレブン・ジャパンは9月26日、店舗の消費電力を全て再生可能エネルギーでまかなう実証実験を始めた。同社にとっては初の試みにで、神奈川県内の10店舗で順次始める。
カネカが開発した高性能太陽光パネルを店舗に設置、日中は自家発電した電力で店舗を運営する。日中に発電した電力の一部は日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」から回収した蓄電池に貯え、夜間や災害時に利用する。また、自家発電分以外の電力は一般家庭が太陽光発電した電力を調達する。
蓄電池はフォーアールエナジー(横浜市)が供給、一般家庭からの電力の調達はスマートテック(茨城県水戸市)が担う。
セブン-イレブンは8月末現在で約8000店舗に太陽光パネルを設置し、店舗の電力として活用しているほか、配送用トラックにEVや燃料電池車を試験導入している。
セブン-イレブンの親会社であるセブン&アイ・ホールディングスは、二酸化炭素排出量を2030年に13年度比で30%削減する目標を掲げている。