オンコリスバイオ、中外薬と資本業務提携し第三者割当増資 希薄化率3.42%
[東京 8日 ロイター] – オンコリスバイオファーマは8日、中外製薬と資本業務提携し、第三者割当増資による新株発行をすると発表した。オンコリスバイオは中外薬に45万6600株の普通株式を1株1752円で発行する。希薄化率は3.42%。払い込み期日は4月24日で、調達資金は約8億円。中外製薬は第3位株主となる見込み。
オンコリスバイオは、がんのウイルス療法「テロメライシン」の日本・台湾での開発・製造・販売に関する再許諾権付き独占的ライセンスや、日本・台湾・中国・香港・マカオを除く全世界での開発・製造・販売に関する独占的オプション権を中外製薬へ付与する。
オンコリスバイオは、ライセンス契約の一時金として5.5億円を中外製薬から受け取る。オプション権を行使した場合に中外製薬が支払うライセンス契約総額は500億円以上になるとしているほか、テロメライシンが市場に出た場合、中外製薬による売上額に応じた販売ロイヤルティーも支払われる。