【日清製粉】コンビニ向け中食製造・販売のトオカツフーズを完全子会社化
日清製粉グループ本社は3月26日、コンビニエンスストア向け中食製造・販売大手のトオカツフーズ(横浜市)を完全子会社化すると発表した。
日清製粉グループ本社はトオカツフーズの発行済み株式の49%を保有する筆頭株主だが、トオカツフーズの反田英樹社長らが大株主のティビーシー(同)など他の株主から残りの全株式を取得する。株式の譲渡日は7月4日の予定。取得額は明らかにしていない。
トオカツフーズは、ファミリーマートなどのコンビニに弁当やおにぎり、サンドイッチなどの中食商品を供給する「フレッシュ惣菜事業」が売上高構成比の9割を占める。
日清製粉グループ本社は、トオカツフーズと資本提携し、同社に総菜や冷凍食品の製造を委託してきた。国内の中食市場は拡大が続いており、日清製粉グループ本社ではトオカツフーズを完全子会社化することでグループとして中食・総菜事業の一層の拡大を図る。
トオカツフーズの2018年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.5%増の1141億円、営業利益は14.8%増の33億円だった。