5月中旬以降は梅雨に警戒! 梅雨対策のウェザーMDを解説

常盤 勝美 (True Data流通気象コンサルタント)
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北海道を除き、例年5月頃から7月頃にかけての平均40日間程度、曇や雨の天気の日が多くなる梅雨。今回はその梅雨の期間を対象としたウェザーMDのポイントをまとめます。気温が平年より高い(あるいは低い)状態が続く場合の発注仕入れに役立つ内容もあるので、是非参考になさってください。

monzenmachi/istock
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梅雨時の天候推移

 梅雨およびその前後である5~7月頃の典型的な天候推移とその特徴を図表①にまとめました。なお、天気図上に描かれる梅雨前線の位置のちょっとしたズレにより、天気が大きく変わってしまうため、梅雨時は天気予報の精度が低くなりがちであることも注意しなければならないポイントです。

 また、参考までに梅雨に関する各地の平年値を表にしています(図表②)。

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記事執筆者

常盤 勝美 / True Data 流通気象コンサルタント

株式会社True Data 流通気象コンサルタント  神奈川県小田原市生まれ。

大学で気候学、気象学を専攻した後、20年以上にわたり民間気象情報会社にて、コンビエンスストア、スーパーマーケット、食品メーカーなどに対してウェザーマーチャンダイジングの指導などを行う。現在は株式会社True Dataに所属し、流通気象サービスを推進している。著書に「だからアイスは25℃を超えるとよく売れる」(商業界)など

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