”白鷺城”の城下町で食べられる地元グルメ「姫路おでん」を知っているか?
生姜醤油をかける「姫路おでん」
食べようと決めていたもの、それは「姫路おでん」である。事前の検索によれば、見た目は普通のおでんだが、“とある”ものをかけ、食べるのが姫路流なのだという。さてどんな味なのか、楽しみだ。

入ったのは「おでんと串カツ 姫路のお店」。姫路駅前の「みゆき通り商店街」にあるのだが、見過ごしてしまいそうなほど細い路地の一角に店を構えている。スタッフに声を掛けると、すぐにカウンター席に通された。
早速、メニューを確認する。基本、夜の営業がメーンのようだが昼はランチメニューも充実している。悩んだ末、「姫路おでん ランチ」に決めた。
ちょっと不思議だったのは、すべてのメニューの上にハートマークがついていることだ。さらに私が注文した「姫路おでん ランチ」の横にある、「ニューハーフ ランチ」というのも気になる。この店は、おでんと串カツがウリで、その気になるメニューは「おでん4個+串カツ3種」と、両方楽しめるのがこのネーミングの由来のようだ。なるほど。それにしても接客しているスタッフの方も“それっぽく”、目が離せなかった。

数分で私の目の前に届けられたのがこれだ。どうです、おいしそうでしょう。これにテーブルに置かれている「生姜醤油」をかけていただくのが姫路。まず卵から。最初は何もかけずにいただくと、想像より薄味で好感が持てた。

次に例の調味料を少しかけて食べる。プンと生姜の香りがアクセントとなり、一気に私の味覚は別世界へと持って行かれた。うん、うまい。思わず、一緒に注文していたビールを飲んだ。それから大根、ソーセージ、ロールキャベツをそれぞれ頬張ってはビールというローテーションを繰り返し、完食する。ごちそうさまでした。大満足である。


同じ料理でも何かひとつアクセントを加えるとオリジナルになる。関西でも、大阪や京都にはない姫路独特の味わいに感激した次第である。読者の皆さんも、姫路に来る機会があれば、ぜひ経験してみてはどうだろうか。






通常の冷食売場比で売上2 倍の店も イオンリテール、@FROZEN の最新MD 戦略