実は名所・有名人の宝庫! 和歌山で楽しむ絶品ソウルフード

2025/08/12 05:30
森本 守人 (サテライトスコープ代表)

和歌山のソウルフードを実食!

 方々を巡ったのでお腹が空いた。食事するなら、やはり有名なものがいい。あれこれ検討し、最終的に和歌山のソウルフードともいえるラーメンに決めた。スマホで近くの店を複数検索、口コミを読み比べて店を選ぶ。

 やってきたのは和歌山城の北側にある「山為食堂」。創業1953年の老舗で、さらに「2023年度には食べログラーメン百名店にも選ばれている」という。期待に胸を膨らませ、私は暖簾をくぐった。

創業1953年創業の「山為食堂」

 行列も覚悟したが、午後2時半と昼食時を外したため数分待っただけですぐに座ることができた。

 案内されたのは壁際のカウンター席。早速、メニューを確認し、定番の「中華そば」と「ライス」を注文する。

壁際のカウンター席に座る
メニューを見て、「中華そば」「ライス」を注文

 料理が来る間、店内を見回すと、さすがは人気店だけあり、奥に長い店内はほぼ満席。年齢層は多様だが、総じて男性客が多い。スーツケースを持ったアジア系の観光客の姿もちらほらあり、店の評判が高いことがわかる。

 6〜7分で届けられたのがこれ。シンプルながらも食欲を刺激する見た目である。

シンプルだが食欲を刺激しまくる見た目

 最初はレンゲでスープを少し飲む。ややザラっとする粒々が感じられ濃厚な味わいだ。しかし決してしつこくなく、麺も最高。これまで何軒かの和歌山ラーメンを食べたが、一番好きかも知れない。豚骨を3日間かけて煮込んでいるそうで、かけた手間暇は決して裏切らないものだと思った。

 チャーシューがまたすごい。トロリとした食感ではあるが肉の繊維が程よく残っており、スープとの相性は抜群。ごはんが進みまくる。再び、麺に戻り、またスープと、順番に楽しみ、あっという間に完食した。

豚骨を3日間かけて煮込んだスープも最高

 和歌山に次回、来ることがあればまたぜひ寄りたい。大満足の気分で、私は店を後にした。

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記事執筆者

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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