福岡・天神に誕生した「五感で泊まる」個性派ホテルの哲学とは?
常に進化を続ける

ワンフクオカホテルは、宿泊客だけでなく、地域の人びとが日常的にレストランや宴会場を利用できるような空間づくりをめざしている。ホテル内のレストランは、キッチンと客席の境界をシームレスにし、シェフとの会話が楽しめる設計に。「もともとは屋台のような賑わいをイメージしたコンセプトで練り上げていった。地元の人に気軽に来てもらえるように価格は抑え目に設定し、臨場感と九州の食材の魅力を楽しんでもらえるようにした」(髙畠氏)
今後については、「地元・天神の人気店とのコラボイベントやブランドとのタイアップなども計画している。宴会場も備えており、ハイブランドの展示会や企業イベントの予約もすでに多数入っている。地元の人と企業、観光客が交差する場としての可能性を広げていきたい」と高畠氏は意気込む。

ホテル運営において同社が最も大切にしているのは「進化し続ける」ことだ。たとえうまくいっているときでも、 “もっと良くする”ために思い切ってレストラン業態や客室レイアウトの変更を頻繁に行う。
開業してまもないワンフクオカホテル。長く愛され続けるホテルとしてこの先どのように変化してくのかもまた楽しみである。




