丸井グループ、青井社長の最新景況感
丸井グループ(東京都)の青井浩社長の景況に関する発言です(12月14日@明治記念館)。
「2012年の前半は、それほど悪くなかった。ところが8月初旬頃から、流れが大きく変化した。衣食住ともに流通業界はよくない状況が続いている。いま、振り返ると、消費税増税の関連法が参議院で可決、成立したタイミングと合致する。これによって消費者の防衛意識が今まで以上に高まり、財布の紐が閉まり、低価格志向も強まっていった」
「こうした動きに対応して、GMS(総合スーパー)企業を中心に流通各社は価格の見直しをかけて、値下げを次々と発表し実践している。ただ、これまでの動きと異なるのは、ハンバーガーや牛丼など価格を下げても消費者が大きく反応をしなくなっていることだ」
「その中で小売業のプライベートブランド開発がおこなわれている。①超低価格、②価値提案という2つの方向で開発されていることが興味深い。相反する動きが同時に起こっているのが、今日の消費の特徴だ。当社としても、こうした動きに丸ごとしっかりと対応していきたいものだ」
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