なんと見事な平城京
「なんと見事な平城京」。
と、710年の平城遷都を脳みその皺に刻みこんだ方は結構いるのではないだろうか?
もちろん、私もその一人。
今年は、「平城遷都1300年祭」が奈良県で大々的に開かれ、マスコットキャラクターの「せんとくん」は、メディアにたびたび姿を見せて存在感を示している。メーン会場の平城京跡(奈良市)は4月24日にオープン。11月7日までに約500のイベントが催され、約250万人の来場者が見込まれている。
710年という数字自体は、中学生でも知る有名な年号だが、果たして、2010年の初日の出を拝んだときに、このイベントの関係者以外に思い出した人間がどれほどいたことか?
私は、4月24日のテレビニュースでようやく知るに至った。
2010年から710年を想起できる感覚――。
ビジネスチャンスは、こういう誰でも思いつく日常に宿っている。後から聞かされて、「どうして自分は気付かなかったのだろう?」と悔やむようなところにたくさんある。
先取りできる鋭敏な感覚を身につけたいものである。
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