“シミュレーション”を励行する(2)
本日から3日間、パソコンを操作できなくなりますので、18日~20日までのブログを3本分まとめて更新しました。ぜひ、お読みください。以下は、9月18日分のブログです。
先週までは、猛暑日、真夏日の連続で、秋の気配さえ感じられなかった。
ところが、今週に入ってからというもの、一気に秋めいてきて、あっという間に半袖や半ズボンが不自然な装いになり始めた。
タオルケット1枚でも寝苦しかった熱帯夜は、毛布の1枚も追加しないと風邪をひいてしまう――。
天候ほど予測がしにくいものはない。
とはいうものの、気候の急変時に、もっとも真価を問われるのが小売業だ。
異常な酷暑を前に――。
長期予報を盲信して、残暑が続くものとみていたのか?
急激な秋の到来にも備えていたのか?
それ以前に、経営者の方々は、気候“シミュレーション”を実践していたのだろうか?
たとえば、東京都の9月の平均気温は摂氏26.8度。これを基本線に、プラス3度で推移するケース、平年並みのケース、マイナス3度のケースを想定して、動き方や品揃え、プロモーションを考えてみただろうか?
たったそれだけのことで、急激な秋の到来への対応速度は変わったはずだ。
どんな状況に直面しても売れるものを備えておくのが小売業の使命であり存在価値だと思う。
特異な気候に対して、しっかりと準備することが価格を越える価値かもしれないのだから、そこだけは怠りたくない。
(2009年11月15日のブログもぜひお読みください)
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