今年は何年(なにどし)だったでしょうか?
昨日は、平成23年の年賀状くじの当選番号が発表されました。
1等賞は、①液晶テレビ、②海外旅行/国内旅行、③オフィスグッズ、④ノートパソコン・デジタルカメラ・インクジェットプリンタのセット、⑤電動自転車の5点の中から1点を選べます。もう一度、番号を確認したいところです。
ところで、今年は何年(なにどし)だったでしょうか?
「うさぎ年」ですよね。
年賀状を書くころから、年が明けて松の内くらいまでは、ずいぶんと頻繁に取り沙汰されるのですけれども、もうほとんどの方が忘れています。また、来年の年末になるまで、十二支を思い出すことはほぼないんでしょうね。
もともと十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)は、十干(じっかん:甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)との組み合わせで、古代中国から日付を記録するのに使われてきました。
その後は、年、月、時刻、方位の記述にも利用されたりして、我々の祖先の生活とは切っても切れない関係にあったのです。
ところがいまや、十二支を思い出すのは「年末年始の一時」か「占いの分類」「オレオレ詐欺を防止する身分照会」くらいで、日常生活の中ではほとんど使われていません。
とはいうものの、「端午の節句」「土用の丑の日」「酉の市」といった具合にさまざまな行事としてその姿は我々の日常生活に残っているのも事実です。
そう考えると、「うさぎ年」にも、何か商売のタネになりそうな臭いがしませんか?
今年が「うさぎ年」であることを、ほとんどの人たちがもう忘れてしまっているのだから、そこに他社と差別化を図れる商機があるような気がします。
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