犬に見えない!
「茨城県の地図を見てください。ほら、犬の形をしているでしょう」。
小学4年生の時の担任がクラスに呼びかけた。社会の授業中のことだ。
「見える、見える」と反応するのが優等生の面々――。
続いて、優等生が周囲のクラスメイトに教え始める。
「あー、なるほど」と第2陣、第3陣で理解できた生徒の声が上がる。
次第に慌て始める私。
〈えーと、えーと、見えないぞ〉。
どう見ても、犬の形には見えない。
「ねっ、見えない人いますか?」と担任の富山弥生先生――。
恥ずかしいので、周囲に迎合して、ついつい合わせてしまった。
不思議なもので、大人になるにつれて、茨城県の地図が犬の形に見えるようになってきた。もっと言うなら、犬の形にしか見えなくなってきた。
それはそれで恐ろしいことなのだが、犬に見えなかった頃の自分に戻ってみたい気もする。
茨城県の地図は、
http://www.mapion.co.jp/map/admi08.html
にありますのでぜひ、確認してみてください。
千田直哉の続・気づきのヒント の新着記事
-
2024/09/02
魅力的な売場…抽象的な誉め言葉の意味を明確化するために必要なこととは -
2024/08/02
日本酒類販売社長が語る、2023年の酒類食品流通業界振り返り -
2024/07/03
「何にでも感激する経営者」の会社が業績が良い“意外な”理由 -
2024/06/07
経費率16%なのに?ローコスト経営企業が敗れ去るカラクリとは -
2024/05/23
キットカットをナンバーワンにしたマーケター「アイデアより大事なこと」とは -
2024/04/15
スーパーマーケット業界のゲームチェンジャー、オーケー創業者・飯田勧氏の経営哲学とは