「佐世保バーガー」でも「レモンステーキ」でもない、長崎・佐世保で食べるあの定番メニュー
長崎ちゃんぽんの実力は
店内は、厨房を中心にカウンター17席がぐるりと取り囲むように配置されている。私は女性店員の案内により、奥に近い角の席に座った。
注文したのは「長崎ちゃんぽん 玉子入り」(税抜955円)。料理が来る間、周囲を観察すると男性客が中心だが、少数派ながら女性も座っている。年齢層はまちまちで、幅広い層から支持されているのがわかる。

7〜8分後、目の前に料理が置かれる。具材がたっぷりで麺はほとんど見えない。その真ん中に生卵が落とされている。いい感じだ。
早速いただく。まずはスープから。説明書きによると「創業以来半世紀 毎日継ぎ足し守り続けた『自家製スープ』に『名産九十九島カキ』を使用しまろやかに仕上げた『本場長崎ちゃんぽん』です」とのこと。レンゲで少量をすくい、口へ。うん、おいしいぞ。想像よりも薄味ながら味わい深い。

次は麺。割り箸で太い麺をつかみ、少し冷ました後に食べる。期待通りのおいしさ。あぁ、これは幸せだ。具材はエビ、豚肉、イカ、キャベツ、キクラゲ、かまぼこ、ニンジンと、山盛りである。もう夢中になって食べ、そしてすべて平らげた。ふぅ、最高の気分だ。
店を出てから取材現場に向かい、スムーズに仕事をこなした次第である。
なお「佐世保」駅周辺は、見どころが多いことを記しておく。駅の裏側は佐世保港で、すぐそこに海が広がっている。多くの船が停泊しており、とても眺めがよい。

駅から徒歩10分のところにあるのは「させぼ四ヶ町商店街」。長さは960mで、「アーケードが切れ目なく続く」という点で日本一を誇る。そこに約200もの店舗が並んでおり、散策するだけでも楽しい。

佐世保に来る機会があれば、「ちゃんぽん」はもちろん、ぜひ各地を巡ってほしい。







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