ハローズ、中間決算は増収増益


ハローズ外観

 ハローズ(広島県)が9月26日に発表した2026年2月期第2四半期決算(非連結2025年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比8.0%増の1,115億4,900万円、営業利益が1.9%増の58億5,800万円、経常利益が2.5%増の59億500万円となり、増収増益で上期を折り返した。

 2025年3月から250店舗体制で営業収益5,000億円を達成させる長期ビジョン「西日本5,000億円構想」、2030年2月期までに140店舗体制で営業収益2,800億円を達成させる中期経営計画「瀬戸内2814計画」をスタートさせた。

 中間会計期間は、継続して重点販売商品の育成と、適切な品質かつ低価格を基本コンセプトにしたPB商品のシェアアップを推進。また、販売促進においては、低価格販売を中心とした生活防衛企画や、自社カード(ハロカ)とアプリ(ハロプリ)会員に対する買物優遇施策を継続して行った。

 店舗については、4店舗で改装を実施したほか、売場面積600坪型24時間営業の店舗として2店舗を新規出店。8月末の総店舗数を109店舗とした。

 営業収益から営業収入を差し引いた売上高は8.0%増の1,084億8,500万円。売上総利益は15億8,100万円増の272億9,200万円となったが、売上総利益率は25.16%と0.45ポイント低下した。

 販管費は、近年のインフレ環境に配慮し、従業員の生活支援を目的に、4月に賃金のベースアップを実施したことなどで、16億4,600万円増の244億9,700万円に膨らんだが、営業総利益の増加分が販管費の増加分を吸収し、営業利益は前年同期より1億900万円増加した。

 2026年2月期の業績については、営業収益で6.4%増の2,242億1,800万円、営業利益で0.4%増の123億2,000万円、経常利益で0.5%増の123億6,000万円を予想。営業・経常利益は微増にとどまるが、増収増益決算を計画した。

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