カワチ薬品、第1四半期決算は2ケタの減益


カワチ

 カワチ薬品(栃木県)が7月24日に発表した2026年3月期第1四半期決算(連結2025年3月16日~6月15日)は、売上高が前年同期比0.4%減の710億2,500万円、営業利益が22.2%減の12億4,900万円、経常利益が11.5%減の16億1,100万円となり、減収・2ケタ減益で推移した。

 第1四半期は、専門性強化策として予防医療の観点から健康食品などの商品拡充を図り、相次ぐ値上げに対応して販売価格の見直しにも取り組んだ。また、在庫の適正化にも努めた。

 新規出店については、既存の店舗展開地区の栃木県に2店舗、福島県、茨城県に各1店舗、計4店舗を出店。グループの店舗数を計384店舗(うち調剤併設156店舗)に増やした。

 売上高が3億1,100万円減少したことを受け、売上総利益は2億5,600万円減少。また、売上総利益率は0.3ポイントほど低下して22.6%となった。一方、販管費が1億円増加したことで、営業利益は前年同期に比べて3億5,600万円減少した。

 経常利益は2億900万円の減少となったが、営業外収益が1億4,000万円増えたことで、営業利益に比べて減少幅は抑えられた。

 2026年3月期の連結業績については、増収増益決算を計画。売上高で1.5%増の2,920億円、営業利益で4.5%増の78億円、経常利益で4.3%増の87億円を見通した。

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